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2023年12月12日

「Aichi-Nagoya 2026 アクセシビリティ・ガイドライン」の策定について

ニュース

 愛知県、名古屋市及び公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会は、2026年のアジア競技大会及びアジアパラ競技大会(以下「両大会」という。)の開催に向けて、すべての人にとって安全、安心、快適な大会とするため、「第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会アクセシビリティ・ガイドライン検討会」を設置し、大会運営に係るアクセシビリティ・ガイドラインを学識者や障害者団体、アスリート等の当事者などで構成する委員22名とともに検討してまいりました。
 この度、下記のとおり「Aichi-Nagoya 2026 アクセシビリティ・ガイドライン」として策定しましたのでお知らせします。
1 策定趣旨
 
様々な障害のある人に加え、高齢者、妊産婦、乳幼児を連れている人などの多様なニーズに対応し、すべての人が両大会にアクセスできるアクセシビリティを確保するために策定するもの。
 なお、近年取り組まれた類似の国際スポーツ大会である東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会や2025年に開催される大阪・関西万博のガイドライン、国内法令等に基づき、基準を策定した。

2 ガイドラインの構成
(1)前文(目的、考え方)
 大会コンセプトの一つである「既存施設の活用」を考慮しつつ、大会を契機としたハード・ソフト両面の国際的な水準に基づくアクセシブルな環境整備を促進するとともに、ガイドラインを活用した自主的な幅広い取り組みを通じてインクルーシブな地域づくりを推進し、レガシーとしての共生社会の実現を目指す。

(2)技術仕様
 「アクセスと移動」、「アメニティ」、「ホテル及びその他の宿泊施設」、「刊行物とコミュニケーション」、「輸送手段」の項目別に推奨基準、標準基準を設定。
○推奨基準
 東京2020アクセシビリティ・ガイドライン及び大阪・関西万博ユニバーサルデザインガイドラインの『推奨基準』、国基準の『望ましいもの』、県指針の『望ましい基準』や市指針による『望ましい内容』の水準等を総合的に勘案して設定。
 開催都市が保有する新設の会場の大会時の適用範囲において、現場条件や大会参加者・関係者のニーズ等を勘案して、可能な限り実現を目指す。

○標準基準
 法で定められた基準(義務基準)に加え、東京2020アクセシビリティ・ガイドラインの『標準基準』、大阪・関西万博ユニバーサルデザインガイドラインの『規制基準』、県条例の『整備基準』や市指針の『整備が必要な内容』等のうち最も高い水準を基本に設定。
 上記以外の会場及びアクセシブルルートの大会時の適用範囲において、現場条件や大会後の利用ニーズ等を勘案して、可能な限り実現を目指す。

(3)アクセシビリティ研修
 すべての人に対する障壁(バリア)を取り除き、アクセシビリティを確保するため、「障害者等に対する接遇・アウェアネス(気づき)研修」、「役割別研修」、「会場別研修」の3段階の研修について、それぞれの特徴や実施手順を記載。

3 検討経緯
2023年 6月27日(火曜日)      第1回検討会の開催(ガイドラインの方向性、骨子)
               9月  5日(火曜日)   第2回検討会の開催(ガイドラインの素案)
              9月21日(木曜日)から 
            10月20日(金曜日)まで パブリックコメントの実施(提出意見:14件)
            11月10日(金曜日)   第3回検討会の開催(ガイドラインの最終案)
            12月12日(火曜日)  「Aichi-Nagoya 2026 アクセシビリティ・ガイドライン」策定
 

【本編】
本編(PDF形式)
本編(テキストデータ)
【概要版】
概要版(PDF形式)
概要版(テキストデータ)